Principles練習の3つの柱

走る力
レースの半分はランです。まずは8km走れる体力をつけるのが一番の近道です。

種目に慣れる
スキーエルグ、スレッド、ウォールボールなどは、動きに慣れるだけで大きくタイムが縮みます。

疲れた状態で走る
種目のあとに走る練習です。脚が重い状態で走る感覚に慣れておくことが、ハイロックス特有のポイントです。
Training Plans大会までの期間別プラン
大会までの残り期間に合わせて選んでください。体調に合わせて、きつい日は無理をせず調整しましょう。
今の運動習慣(運動不足・ランナー・筋トレ派など)に合わせた練習は、運動習慣別の練習メニューで紹介しています。
1ヶ月プラン(4週間)
普段から運動している人が、大会まで時間がないときのプランです。新しい体力をつけるより、種目の動きに慣れて、ペース配分をつかむことに集中します。
種目の確認
8種目をそれぞれ軽めの量で体験し、動きのルール(ウォールボールの深さ、ランジで膝をつく等)を確認する
ミニレース
「ラン1km+種目(本番の半分の量)」を4セット。タイムを記録する
本番に近い練習
「ラン1km+種目」を6セット程度。本番のペースを試す。これが最後のきつい練習
調整
練習量を半分以下に。軽いジョグと動きの確認だけにして、前の2日は休む
| 1週間の例 | 内容 |
|---|---|
| 1日目 | ジョグ 30分 |
| 2日目 | 種目練習 または ミニレース |
| 3日目 | 休み |
| 4日目 | 1km × 3〜4本のインターバル |
| 5日目 | 休み |
| 6日目 | 苦手種目の練習 + 疲れた脚で走る練習 |
| 7日目 | 休み |
3ヶ月プラン(12週間)
運動習慣が少なめの人でも、無理なく完走を目指せる標準のプランです。週3〜4回の練習を想定しています。
土台づくり
ゆっくりジョグ 30〜45分 ×2回、全身の筋トレ(スクワット・ランジ・腕立て)×1〜2回
種目に慣れる
ジョグ ×1回、1kmを数本走るインターバル ×1回、種目練習(本番の半分の量で)×1〜2回
レースの形で練習
「ラン1km+種目」を4セット続けるミニレース ×1回、ジョグ ×1回、苦手種目の練習 ×1回
調整
練習量を半分に減らし、軽めのジョグと動きの確認だけにする。前日はしっかり休む
| 1週間の例 | 内容 |
|---|---|
| 1日目 | ジョグ 30〜45分 |
| 2日目 | 休み |
| 3日目 | 筋トレ または 種目練習 |
| 4日目 | 休み |
| 5日目 | インターバル または ミニレース |
| 6日目 | 軽いジョグ(任意) |
| 7日目 | 休み |
半年プラン(24週間)
運動をしばらくしていない人や、完走に加えて余裕を持ってゴールしたい人向けのプランです。前半でじっくり体をつくります。
走れる体づくり
ジョグを20分から始めて、8週目に45〜60分走れるように少しずつ伸ばす。自重の筋トレを週1〜2回
筋力と種目
ジョグ ×2回に、ダンベルやケトルベルを使った筋トレと種目練習を週1〜2回加える。インターバルも始める
レースの形で練習
ミニレース(4セット)から始めて、6セットまで増やす。疲れた脚で走る練習を毎週入れる
調整
練習量を段階的に減らし、動きの確認と軽いジョグで本番へ
| 1週間の例 | 内容 |
|---|---|
| 1日目 | ジョグ |
| 2日目 | 筋トレ + 種目練習 |
| 3日目 | 休み |
| 4日目 | インターバル |
| 5日目 | 休み |
| 6日目 | ミニレース または 長めのジョグ |
| 7日目 | 休み |
1年プラン(52週間)
運動経験がほとんどない人が、ゼロから始めるプランです。タイムを狙いたい人にも使えます。途中でリレーやダブルスの大会に出てみるのもおすすめです。
運動を習慣にする
ウォーキングからジョグへ。12週目に5kmを止まらず走れることが目標。自重の筋トレを週1〜2回
体力と筋力の強化
10kmを走れるように距離を伸ばす。ジムでスクワットやデッドリフトなどの基本の筋トレを覚える
種目練習と疲れた脚で走る練習
8種目を練習メニューに入れ、インターバルやミニレースを始める。リレーやダブルスで一度大会を体験するのもこの時期がおすすめ
調整
練習量を減らして疲れを抜き、万全の状態で本番へ
| 1週間の例 | 内容 |
|---|---|
| 1日目 | ジョグ |
| 2日目 | 筋トレ |
| 3日目 | 休み |
| 4日目 | インターバル または 種目練習 |
| 5日目 | 休み |
| 6日目 | 長めのジョグ または ミニレース |
| 7日目 | 休み |
Workoutsおすすめの練習メニュー
ミニハイロックス(レースの形で練習する時期に)
本番の半分の量で、ランと種目をつなげて練習します。
- ラン1km → スキーエルグ 500m
- ラン1km → ウォーキングランジ 50m(自重またはダンベル)
- ラン1km → バーピーブロードジャンプ 40m
- ラン1km → ウォールボール 50回
終わったタイムを記録して、タイム計算ツールで本番の予想タイムと比べてみましょう。
疲れた脚で走る練習
ウォールボール20回やランジ20歩のあとに、すぐ400m走ります。これを4〜6回くり返します。種目のあとに最初の数百メートルをどう入るかをつかむ練習です。
Station Tips種目別のコツ
① スキーエルグ
腕だけで引かず、腰を軽く曲げて体重をのせて引きます。最初の200mで飛ばしすぎないのがポイントです。
② スレッドプッシュ
腕を伸ばし気味にして、体を低く斜めに倒し、小さな歩幅でリズムよく押します。止まると動かし直すのが大変なので、ゆっくりでも止めずに押し続けましょう。
③ スレッドプル
腕だけでなく、体をうしろに倒して体重でロープを引きます。引いたロープは足元にまとめておくと、足をとられません。
④ バーピーブロードジャンプ
遠くに跳ぼうとするより、一定のリズムで続けるほうが楽です。着地したらすぐ手をついて、次のバーピーにつなげます。
⑤ ローイング
脚で押す → 体をうしろに倒す → 腕で引く、の順番を意識します。腕だけで引くと早く疲れます。ここで少し呼吸を整えるつもりで、ペースを保ちましょう。
⑥ ファーマーズキャリー
胸を張って、肩をすくめないようにして早歩きします。握力が切れる前に、短く置いて休むほうが結果的に速くなることもあります。
⑦ サンドバッグランジ
多くの人が一番きつく感じる種目です。上半身をまっすぐ立てて、一歩一歩膝を床につけます。10歩ごとなど小さな区切りをつくると、心が折れにくくなります。
⑧ ウォールボール
最初から100回連続は目指さず、「15回やって数秒休む」など、あらかじめ区切り方を決めておきましょう。しゃがむ深さが浅いとノーカウントになるので、疲れてきても深さを保つことが大切です。
Alternativesジムにマシンがないときは
| 種目 | 代わりの練習 |
|---|---|
| スキーエルグ | チューブを上から引く動き、ローイングマシン |
| スレッドプッシュ・プル | 坂道ダッシュ、重めのスクワット、ロープや軽い重りを引く練習 |
| ウォールボール | スクワットからのジャンプ、ダンベルを持ったスクワット+押し上げ |
| サンドバッグランジ | リュックに重りを入れてのウォーキングランジ |
| ファーマーズキャリー | ダンベルや水を入れたペットボトルを持って歩く |